
しおたんは、
天草の西の端っこ、
苓北町・富岡半島で目を覚ましました。
海の音だけが聞こえる場所で、
自分が何者なのか、
まだよく分かっていません。
しおたんは、どこから来たの?
しおたんが目を覚ましたのは、
天草でも、いちばん西に近い場所です。
町のはずれ。
半島の先。
行き止まりのようで、
でも、海の向こうへひらけている場所。
そこで、
しおたんは静かに起き上がりました。
まだ、何者か分からない
しおたんは、
自分が何のために生まれたのかを知りません。
特別な力も、
はっきりした役割もありません。
ただ、
この島の空気や、
人の声や、
海の色が、
なぜか気になっています。
富岡半島で見ているもの
しおたんは、
富岡半島のまわりで、
いろいろなものを見ています。
漁に出る人。
店を続けている人。
静かに暮らしている人。
声をかけるわけでもなく、
答えを出すわけでもなく、
ただ、そばで見ています。
しおたんの性格
しおたんは、
前に出るタイプではありません。
何かを教えたり、
導いたりもしません。
困っている人がいれば、
少し近くにいる。
楽しそうな声が聞こえたら、
遠くから見ている。
この島らしい距離感を、
自然に身につけています。
なぜ「しおたん」なのか
「しおたん」という名前には、
天草の海と、
やわらかい呼びやすさが込められています。
子どもにも、
お年寄りにも、
自然に呼ばれる存在であってほしい。
そう考えて、この名前がつけられました。
これからの、しおたん
しおたんは、
まだ何者か分かりません。
けれど、
この島で暮らす人たちと出会いながら、
少しずつ、
自分が何を大切にしたいのかを
見つけていく予定です。
それは、
天草まるごとの歩みと、
どこか重なっていくかもしれません。
しおたんは、
答えを持ったキャラクターではありません。
問いを持ったまま、
この島に立っている存在です。
その姿を通して、
天草のことを、
少しだけ考えるきっかけになればと思っています。
この取り組みは、
「天草まるごと」の中のひとつです。